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■ 滞在期間を決定するのはI-94、ビザの有効期限ではない

誤解しやすいのですが、アメリカ国内にどれだけ合法的に滞在できるかは、ビザの有効期限ではなく、I-94という書類に記載されている日付により決定します。アメリカに一度入国した後は、ビザが切れても不法滞在にはなりません。ビザの期日が問題になるのは一度アメリカを出国して、再入国する時です。

反対に、I-94の期日が到来した場合、ビザの残り期間に関係無くアメリカを出国(または滞在期間の延長)を行わなければなりません。


■ ビザはドアを開けるキー?

たとえ話を使って説明すると理解しやすいと思います。「アメリカ」という名前のスポーツ・メンバーシップクラブがあるとします。そして、そのドアにはカギがかかっています。メンバーになったら有効なメンバーシップカードをもっていなくてはなりません。メンバーシップカードには有効期限が記載されていて、満期がくればクラブを追い出されてしまいます。

このメンバーシップカードに該当するのが「I-94」です。そしてクラブのドアのカギを空けるキーが「ビザ」になります。一度クラブの中に入ってしまえば、キーを無くしてしまっても(つまりビザが失効しても)問題ありません。有効なメンバーシップカード(I-94がこれに該当します)さえもっていればメンバーとしてクラブにとどまることができるのです。

 Kは2000年の1月1日にH-1Bでアメリカに入国。KのビザもI-94も、2002年の12月31日まで有効。Kは、I-94が失効する前に滞在期間の延長(Change of Status)を申請し承認された。(3年間滞在期間の延長が認められた)。新しいI-94は2005年の12月31日まで有効。この場合、2003年1月1日時点では、Kのスティタスは合法か?

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KはChange of Statusにより滞在期間の延長をしたため、2005年の12月31日まで合法的にアメリカに滞在することができる。KのH-1Bビザは2002年の12月31日で失効した。しかし、H-1Bビザの失効はKがアメリカ国内にとどまっている限り問題ない。

ただし、Kが一度日本に帰国してまたアメリカに戻ってくる場合は、新しいH-1Bビザが必要になる。2004年の6月以降、アメリカ国内での新しいビザの申請はできなくなりましたので、Kは日本、または他の第三国で新しいビザを取得することになる。

 


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